静岡駅地下で企画カフェ＝静岡市〔地域〕

　静岡市は、ＪＲ静岡駅北口地下の「しずチカ茶店　一茶」で市内の歴史をテーマとした企画カフェを開催している。社会実験の一環で、カフェを通じた市政情報の発信力を検証したい考えだ。 　カフェでは、期間限定メニューとして、徳川家康に献上されたとされる静岡茶発祥の地、足久保のお茶や、米に静岡茶を混ぜ込んだ「ちゃむすび」、安倍川もちなどを提供。店内には来年１月に開館する市歴史博物館のパンフレットを置き、駿河漆器などの伝統工芸品の制作体験も実施する。 　カフェは市が所有し、静岡茶商工業協同組合に無償貸与し、同組合が運営している。市広報課の担当者は「これから開館する博物館や大河ドラマ館への集客を期待するとともに、歴史の町としての静岡市を知ってもらうためにカフェを活用したい」と話している。　（了）【時事通信社】