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「424年越し」の墓参=薩摩焼の15代沈壽官さん―韓国


 【金浦(ソウル近郊)時事】豊臣秀吉による朝鮮出兵時の1598年に薩摩(鹿児島)に初代が連れて来られて以降、代々伝わる薩摩焼の窯元、15代沈壽官さん(62)が9日、韓国・ソウル近郊の金浦市にある先祖の墓を参拝した。424年前に日本に渡って以来初めてとなる本国の先祖の墓参りで、日本に根を下ろしてからの歳月を報告した。  5月の尹錫悦大統領就任式に招待され訪韓した際、金浦に住む一族から、墓の場所を知らされたという。  沈さんは9日、初代の両親の墓に花を供え、鹿児島にある初代の墓にまくために土を持ち帰った。朝鮮半島の伝統衣装を身にまとい、先祖への祭祀(さいし)も執り行った。沈さんは集まった約110人の一族の前で、声を詰まらせながら「初代の名代としてお墓参りした。初代は両親と金浦の景色を生涯忘れることはなかったと思う」と語った。  沈さんは行事後、記者団に「実際にお墓を見て、胸にこみ上げるものがあった。(初代は)帰りたかっただろうと思うと胸が詰まった」と話した。 【時事通信社】 〔写真説明〕9日、韓国・ソウル近郊の金浦市で、先祖の墓参りをする薩摩焼の窯元、15代沈壽官さん(中央) 〔写真説明〕9日、韓国・ソウル近郊の金浦市で、先祖の祭祀を執り行う薩摩焼の窯元、15代沈壽官さん(中央)
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