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地方トップ、習氏に「忠誠」競う=党大会へ進む権威付け―中国


 【北京時事】中国で5年に1度の共産党大会を秋に控え、習近平総書記(国家主席)の側近ら地方トップが、競い合うようにして習氏に忠誠を誓う発言を行っている。党大会で3期目入りを目指す習氏の権威を高める狙いがありそうだ。ただ、毛沢東時代の文化大革命で推し進められた個人崇拝の復活を思わせる動きには反発も予想され、党大会で習氏がどのように位置付けられるかが焦点となっている。  党大会に向け、31の省・自治区・直轄市では大会に参加する地元代表などを選出する党代表大会が開かれ、6月末までに全て閉幕した。習氏に近い、北京市トップの蔡奇・党委員会書記は市の大会閉幕に際し、「習近平同志を核心とする党中央の周囲でより緊密に団結しよう」と呼び掛けた。以前から習氏に忠実な態度を示してきた天津市の李鴻忠・党委書記も、同様の表現を用いた上で「習総書記にしっかりついて新たな道のりを突き進む」と宣言した。  習氏側近の李強・上海市党委書記も「習近平同志を核心とする党中央との高度な一致」を訴えた。李氏は新型コロナウイルスの感染封じ込めに失敗したことから去就が注目されていたが、同市トップとしての再任が決まり、党大会では最高指導部を構成する政治局常務委員に昇格するという観測がある。  習氏は2016年に別格の指導者を意味する「党中央の核心」と位置付けられた。香港紙・明報は消息筋の話として、党大会で習氏が、建国の父・毛沢東に使われた「領袖(りょうしゅう)」の呼称を獲得する可能性があると報じている。  一方、毛が発動した文化大革命などで多数の死者を出した反省を踏まえ、党規約は個人崇拝を明確に禁じている。夏に最高指導部メンバーや引退した長老らが集まり、人事など重要課題を非公式に議論する「北戴河会議」が今年も開かれ、習氏の権威向上をけん制する意見が出るという見方もある。 【時事通信社】 〔写真説明〕中国の習近平国家主席=1日、香港(AFP時事)
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