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「恐ろしい」「歴史的な瞬間」=最高裁判断に抗議と歓声―中絶認めず


 【ワシントン時事】米首都ワシントンの連邦最高裁前では24日、妊娠中絶の権利が覆されたことを受けて、女性を中心とした数百人の中絶容認派が「恐ろしい。われわれの健康や選択をないがしろにするな」と抗議の声を上げた。一方、反対派は「歴史的瞬間で、興奮している」と喜びをあらわにした。  市内に住む容認派の女性弁護士ウィルソンさん(62)は、最高裁の判断をニュースで聞いて駆け付けた。「私には愛する子供が5人いる。私自身が出産を『選択』した。中絶へのアクセスがなくなれば、多くの女性や子供が意図しない困難に直面すると思う」と憤る。  ウィスコンシン州で社会奉仕活動をしているグレースさん(42)も中絶の権利を支持している。「トランプ(前大統領)が選んだ最高裁判事たちの保守的な姿勢が心配だ。今後、避妊する権利や同性婚の権利も覆されるかもしれない」と不安を隠さなかった。  「ANTI―ABORTION(反中絶)」の文字をプリントした赤色のシャツを着ている中絶反対派は最高裁の判断が出ると、大歓声を上げた。妊娠25週目だというクリスティーナさん(29)は「私たちは妊娠したときからすべての命は重要だと信じている。私のおなかの赤ちゃんは元気に動くし、生きている」と語った。  ネットメディアのハフポストによると、この日の最高裁判断に対して全米各地で抗議の声が上がり、治安当局が警戒態勢を敷いている。ワシントン市内の一部のオフィスビルは、市民らの抗議がエスカレートするのを警戒して出入り口をベニヤ板で覆っていた。 【時事通信社】 〔写真説明〕24日、米ワシントンの連邦最高裁前で、中絶をめぐる最高裁判断に抗議する女性たち 〔写真説明〕24日、ワシントンの米連邦最高裁前で、歓声を上げる中絶反対派(AFP時事)
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