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トルコ、穀物輸出推進へ外交努力=ウクライナは英関与に期待


 【アンカラ時事】ロシアの侵攻下にあるウクライナからの黒海を経由した穀物輸出が滞り、アフリカ諸国などで食料危機の深刻化が指摘されている問題で、トルコがロシアとの協議を重ねるなど外交努力を加速させている。ウクライナは英国の積極的関与を期待しており、トルコのチャブシオール外相は23日、アンカラでトラス英外相と会談し、輸出推進に向けた方策を協議した。  トラス氏は会談後の記者会見で、ロシアが輸出を阻害しているとの認識を示し、食料危機を「武器として使っている」とロシアのプーチン大統領を強く非難。来月中に問題を解決しなければ「壊滅的結果を目の当たりにすることになる」と危機感を表明した。チャブシオール氏は、英国との協力を重視する考えを示した。  トルコ国防省によると、トルコ軍の代表団が21日にモスクワを訪れ、ロシア軍の代表団と穀物輸出再開について協議した。8日にアンカラで行われた両国の外相会談を受けたもので、トルコは今後、ウクライナと国連を加えた4者による会合をイスタンブールで開く方向で調整している。  こうした中、ロシアが占拠するウクライナ南東部マリウポリの港から21日、トルコの船舶1隻が出港した。穀物を積んでいるかは不明だが、トルコ国防省は「モスクワでの協議の具体的成果だ」とアピールした。  ウクライナは穀物輸出をめぐり、トルコとロシアの間で頭越しに議論が進む事態を警戒する。ゼレンスキー大統領は、トルコのほか英国と協議を進めていると繰り返し強調。欧米諸国の中でも特にウクライナを積極的に支援している英国の役割が不可欠という認識だ。 【時事通信社】 〔写真説明〕23日、アンカラで記者会見するチャブシオール外相(右)とトラス英外相(AFP時事)
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