昨年1年間に全国の警察に届け出のあった認知症の行方不明者は、前年比71人増の1万7636人だったことが23日、警察庁のまとめで分かった。統計を取り始めた2012年の1.8倍で、増加は9年連続。
 警察は、自治体の防災無線を活用するなどして早期発見に努めている。昨年中に所在が確認されたのは20年以前の届け出分10人を含め1万6977人で、7割超の1万2540人は届け出の受理当日に確認された。一方、路上などで死亡が確認されたのは450人だった。
 都道府県別では大阪が最多の1895人で、埼玉1875人、兵庫1804人、神奈川1604人、愛知1542人、東京1215人と続いた。
 認知症以外を含む行方不明者の総数は前年比2196人増の7万9218人で、男性が5万289人、女性が2万8929人。10~30代の若年層の増加が目立った。10代は1万3577人で、原因は家庭関係が37%を占め、学業関係が10%、認知症以外の病気が3%だった。 (了)【時事通信社】