ミャンマー死者２０００人超す＝ＡＳＥＡＮ、正常化促す宣言採択

　【バンコク時事】東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）は２２日、カンボジアのプノンペンで国防相会議を開き、昨年２月のクーデターで権力を握った国軍の統治が続くミャンマー情勢に関し、「正常な状態への平和的移行」を訴える共同宣言を採択した。人権団体の政治犯支援協会によると、政変後に殺害された市民は２００７人に達した。 　ＡＳＥＡＮは担当特使を務める議長国カンボジアのプラク・ソコン外相を今月末にもミャンマーに派遣する。共同宣言は、国軍と民主派の対話の仲介に当たる特使の役割に支持を表明。昨年４月のＡＳＥＡＮ首脳会議で合意した暴力の即時停止など５項目の「効果的な履行」を促した。　【時事通信社】 〔写真説明〕２２日、プノンペンで東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）国防相会議に臨むミャンマーのミャトゥンウー氏（左から５人目）と各国国防相ら（カンボジア国防相のフェイスブックより）