大谷直人最高裁長官(69)が定年退官前日の21日、最高裁で記者会見し、「充実感を持って日々過ごし、退官を迎えられることをありがたく思っている」と心境を語った。  在任中に新型コロナウイルスが流行し、裁判所の感染対策で指揮を執った。「忘れられない思い出」と振り返り、「感染の不安を抱えながら裁判に参加していただいた裁判員をはじめとする国民の理解と協力に感謝したい」と述べた。   さらに、「新型コロナの感染拡大を一つの契機として裁判手続きIT化の取り組みが加速したことは、将来この時期を振り返るときに忘れられない重要なポイントになると思う」とした。  退官後については、「長官という立場とコロナ禍で、気兼ねなく人と会う機会が減ってしまったので、これから少し取り戻したい」と語った。(了)【時事通信社】