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小児副反応、成人より少なく=5~11歳、発熱や倦怠感―コロナワクチン・接種率15%


 5~11歳の小児への新型コロナウイルスワクチン接種について、副反応の分析が進んでいる。接種後の発熱や倦怠(けんたい)感は成人より少ない傾向が出た。有効成分量の少なさが要因とされるが、専門家は仮に副反応が出た場合、基礎疾患がある小児では体への負担が特に大きいとして、十分な準備をした上での接種を呼び掛けている。  国内での小児接種は2月下旬に始まった。米ファイザー製を2回打つが、有効成分量は12歳以上の3分の1。接種に予防接種法上の努力義務はなく、首相官邸によると、2回接種を終えた割合は17日公表時点で15.8%だった。  厚生労働省研究班(代表・伊藤澄信順天堂大特任教授)は10日、副反応の中間報告を公表した。2回接種を受けた小児62人のうち、37.5度以上の熱が出たのは11.3%。20歳以上は38.1%で、成人の約3割にとどまった。  また、倦怠感は22.6%、頭痛は14.5%で、成人と比べて3割前後に下がった。研究班は「重い副反応は確認されていない」と指摘している。  一方、岡山県などの調査によると、2回接種を受けた小児91人のうち、37.5度以上の熱が出たのは15.4%で、成人の約4割。倦怠感は24.2%(成人69.7%)、頭痛は16.5%(同51.1%)で同傾向だった。東京都港区は12~15歳の場合と比較したが、成人と比べた他の調査と同様、発熱などの割合は低かった。  長崎大の森内浩幸教授(小児科学)は「心臓や呼吸器などに基礎疾患があると重症化しやすいので、接種を勧めたい」と話す。  その上で「基礎疾患がある子どもは、副反応の割合が低いといっても仮に起きればダメージが大きい。主治医らと打ち合わせ、体調悪化時にすぐ対応してもらえるようにしておくことが重要だ」と強調。「健康でも接種の意義はあるが、各家庭でメリットとデメリットを理解し納得した上で受けてほしい」と訴える。 (了) 【時事通信社】
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