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コロンビアで左派政権誕生も=19日に大統領選決選投票


 【ボゴタ時事】南米コロンビアで19日、左翼ゲリラ出身で元首都ボゴタ市長の左派グスタボ・ペトロ上院議員(62)と、実業家で独立系の中道ロドルフォ・エルナンデス前ブカラマンガ市長(77)による大統領選決選投票が行われる。支持率は伯仲しており、ペトロ氏が当選すれば、米国と蜜月関係にあるコロンビアで初の左派政権となる。6人が挑んだ5月29日の第1回投票ではペトロ氏が有効票の約4割、エルナンデス氏が約3割を獲得した。  コロンビアではこれまで右派や中道右派が政権を担ってきたが、国民が求める貧困対策や汚職撲滅などは遅々として進まなかった。4年前の選挙では、当時41歳だったドゥケ大統領が清新さを売りにペトロ氏を決選投票で破ったが、昨年の増税案をきっかけに反政府デモが吹き荒れ、保守政治への不満が頂点に達した。  上下両院議員として時の政権を厳しく追及してきたベテラン政治家のペトロ氏は、資源依存型の経済からの脱却や富裕層への課税強化などを主張。既存の自由貿易協定(FTA)見直しを訴えた。14日の演説で「待ち望んだ本当の変革が近づいている」と強調。これまで経済発展の恩恵にあずかれなかった貧困層などに、改革者であることをアピールした。  一方、エルナンデス氏は市民による告発の推奨など、汚職対策の強化を約束。女性の社会参画や教育の質の改善、付加価値税の引き下げなどを訴えた。これまで保守政権を支持してきた富裕層・中間層や無党派層の取り込みを図っており、15日にはツイッターで「私の目を見て、言うことに耳を傾けてほしい。あなたをがっかりさせない」と自身への投票を呼び掛けた。 【時事通信社】 〔写真説明〕コロンビア大統領選の決選投票で対決するペトロ上院議員(左)と、エルナンデス前ブカラマンガ市長(AFP時事)
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