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中国新空母、運用に課題=電磁カタパルト、実用化に時間も


 【北京時事】17日に進水した中国3隻目の空母「福建」は、満載排水量8万トン超と大型化したほか、効率的に艦載機を射出する電磁カタパルトを初めて備え、既存の2隻と比べ攻撃力に勝る。だが、運用には高度な技術が必要で、実用化には時間がかかるとみられている。  現有の空母「遼寧」と「山東」は、いずれも推定排水量5万トン程度で、そり上がった甲板から艦載機が発艦する「スキージャンプ式」。搭載できるのは24~36機で、発艦頻度や航空機の重量も制約されていた。  福建は電磁カタパルトの装備によって、重い航空機の発進が可能になる。とりわけ哨戒機を運用できるようになることで、空母の防御能力が大幅に向上する。  ただ、電磁カタパルトは電力消費が極めて大きく、原子力でない通常動力で十分に機能するか疑問視する声もある。世界で初めて電磁カタパルトを採用した米軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・フォード」(排水量10万トン)もトラブルが続いた。  海上自衛隊元自衛艦隊司令官の香田洋二氏は、「(現有2隻とは)質的に違う空母であり、米国と同じ技術水準に追い付いたという意味では画期的だ」と説明する。一方、就役から戦力化まで5年前後を要するとされ、艦載機の開発やパイロット、甲板員の育成など課題も多いといい、「存在自体は脅威だが、カタパルトの実用化には時間がかかる」とも指摘した。 【時事通信社】
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