ニカラグア、ロシア軍駐留容認＝麻薬対策など名目で１２月まで

　【サンパウロ時事】中米ニカラグアの国会は１４日、災害支援や麻薬組織対策などの協力を目的に、ロシア軍などの駐留を一時的に受け入れることを認める大統領令を賛成多数で承認した。期間は７～１２月。反米左派のオルテガ氏が７日付で政令を出し、ほぼオルテガ派で占められる国会に諮っていた。 　ニカラグアは長年、交流などを名目に外国軍の受け入れを表明。ロシアは少なくとも２０１３年以降、毎年その対象となっている。ただ、ウクライナ侵攻で緊張が高まる中、ロシア軍が「米国の裏庭」と言われる中米に実際に足を踏み入れれば、事態がいっそう悪化する可能性がある。　【時事通信社】