ウクライナ加盟で近く意見書＝欧州委員長

　【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）欧州委員会のフォンデアライエン委員長は１１日、ウクライナの首都キーウ（キエフ）を訪れ、ゼレンスキー大統領と会談した。共同記者会見では、ウクライナによるＥＵ加盟申請をめぐり、同国の準備が整っているかどうかに関する意見書を来週中にまとめる方針を表明した。 　意見書に基づき加盟全２７カ国が同意すれば、正式に「加盟候補国」として認定され、加盟交渉開始への道が開ける。 　ウクライナはロシアの侵攻を受けた直後の２月末、ＥＵへの加盟を申請。早期加盟承認を訴えている。ただ、加盟実現には汚職対策やＥＵ法への適合など厳しい改革を求められ、通常は交渉入り後、何年も要する。　【時事通信社】 〔写真説明〕１１日、キーウ（キエフ）で共同記者会見する欧州連合（ＥＵ）のフォンデアライエン欧州委員長（左）とウクライナのゼレンスキー大統領（ＡＦＰ時事）