逮捕の警部補を免職＝覚せい剤所持容疑―警視庁

　警視庁は１０日、警察署内で覚せい剤を所持したとして逮捕した浅草署組織犯罪対策課の警部補（５１）を懲戒免職処分とした。 　同庁によると、警部補は２０２０年９～１１月ごろ、事件が終結し、廃棄すべき証拠品に付着する微量の覚せい剤を部下に集めさせ、簡易検査の練習で使わせた。「リアルに反応を示す検査を経験させようと思った」などと供述している。 　警部補は４月、署内で自身の鍵付き机の引き出しに微量の覚せい剤を所持したとして、逮捕された。使用の形跡はなく「自分のものではない」などと話しているという。釈放され、任意捜査が続いている。　 　大嶌正洋警務部参事官の話　職員に対する管理、指導を徹底し、再発防止に努める。（了）【時事通信社】