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光格子時計で標準時の精度向上=世界時とのずれ縮小―情報通信機構


 日本標準時を運用する情報通信研究機構(本部東京都小金井市)は9日、開発した「光格子時計」を既存の原子時計に組み合わせ、標準時の1秒の精度を向上させたと発表した。日本標準時と9時間の時差がある協定世界時(UTC)に対し、ずれを従来の10億分の20秒から10億分の5秒以内に抑えられるという。   精密な時刻は次世代の通信や測位、自動運転などの技術開発に役立つと期待される。国際的には2030年をめどにセシウム原子時計に基づく秒の定義を改め、精度を引き上げる流れにあり、開発成果はこの秒の再定義に貢献するという。  光格子時計は東京大の香取秀俊教授が01年に考案し、03年に実証した新方式の原子時計。レーザーで作り出した格子に原子を閉じ込め、原子が吸収する光の周波数を利用する。同機構はストロンチウム原子の光格子時計を開発し、昨年8月から既存のセシウム原子や水素原子の原子時計による標準時の周波数を調整する運用を始めた。光格子時計が故障しなければこの運用を続ける方針。(了)【時事通信社】
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