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北朝鮮抑止に限界=中ロ持論展開の場に―国連総会


 【ニューヨーク時事】国連総会は8日、安全保障理事会で対北朝鮮制裁決議案に拒否権を行使した中国とロシアに対し、説明を求める会合を開いた。説明責任を問うことで拒否権発動を抑制したい狙いがあるが、中ロは「制裁緩和こそ必要」と持論を展開。強気の姿勢を崩さず自国の行動の正当性をアピールし、北朝鮮の核ミサイル活動抑止の困難さを際立たせた。  中国の張軍国連大使は会合冒頭、「対話の用意があると言うだけでなく、行動がカギだ」と指摘。追加制裁案の取りまとめを主導した米国に、制裁緩和や米韓合同軍事演習の中止を迫った。  ロシアのエフスティグニエワ国連次席大使も「制裁の脅威の下で北朝鮮の無条件の武装解除を期待するのは無駄だ」と主張。中国に同調し、制裁が北朝鮮市民に悪影響をもたらしているとの見解を繰り返した。  会合には約80カ国・地域が参加の意思を示し、8日は51カ国・地域が演説した。日本を含む多くの加盟国が北朝鮮による弾道ミサイル発射を「安保理決議違反だ」と批判し、近く実施されるとの見方が強まる7回目の核実験に対する懸念の声も相次いだ。  しかし、中国は会合終盤に再度発言し、「中国の投票行動に対する日米などの非難を断固拒否する」と改めて表明。北朝鮮も「われらの国防力構築の努力は米国の長期軍事的脅威を抑えるためだ」と述べ、「米国が敵視政策に固執する限り、国防力の体制を後退させることは決してない」と宣言した。  トーマスグリーンフィールド米国連大使は、北朝鮮が核実験に踏み切った場合、追加制裁を再提案する意向を明らかにしているが、中ロが再び拒否権を行使する可能性がある。 【時事通信社】 〔写真説明〕8日、米ニューヨークの国連本部で開かれた総会会合で演説する北朝鮮の金星国連大使(ロイター時事)
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