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ビタミンD不足、動脈硬化に=男性でリスク高まる可能性―大阪公立大など


 ビタミンDが不足する男性は動脈硬化のリスクが高まる可能性があることが、大阪公立大(大阪府立大と大阪市立大が統合)の桑原晶子教授らのグループの研究で分かった。研究内容は今月10~12日に兵庫県内で開かれる日本栄養・食糧学会で発表される。  桑原教授や府立大大学院生の安岡明希さんらは2018~19年、20~72歳の男女1177人を対象に調査。体内のビタミンD量の指標となる物質「25―ヒドロキシビタミンD」の血中濃度を測定し、高血圧や高血糖、脂質異常など動脈硬化のリスク要因の有無との関係を調べた。  その結果、男性ではこの血中濃度が低いほど、動脈硬化のリスクが高まることが分かった。一方、女性はこうした傾向は見られず、その理由として動脈硬化に対する女性ホルモンの影響が考えられるという。  ビタミンDは一部のキノコや魚に含まれるほか、紫外線を浴びた皮膚でも作られる。骨を丈夫にする働きで知られるが、インスリン分泌促進や血圧調節などにも働き、動脈硬化リスクを低下させた可能性がある。  安岡さんは「動脈硬化による心疾患は日本人の死因としても多いが、ビタミンDの栄養状態の改善が動脈硬化リスク低下の一助となる可能性がある」と指摘した。 (了)【時事通信社】
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