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贈賄の社長「病院の便利屋」=電話で駆け付け、家電販売も


 独立行政法人「国立病院機構」(東京都目黒区)の病院をめぐる汚職事件で、別の医療機関でも収賄容疑が浮上した。贈賄容疑で再逮捕された電気製品販売会社「小松電器」(千葉県船橋市)社長の松丸隆行容疑者(43)は、電話1本ですぐに駆け付けるなど「病院の便利屋」と呼ばれ、職員への贈り物や接待で癒着を深めた。  民間調査会社などによると、小松電器は松丸容疑者の父親が社長の時代から同機構の発注を受けていたが、商社勤務の経験がある同容疑者が2008年に入社して以降、売り上げが増加。21年10月期の売上高は約7億円で、5年前と比べてほぼ倍増した。  機構関係者によると、松丸容疑者は病院の物品納入や修繕工事だけでなく、台風で木が倒れても電話1本で駆け付けるなど「病院の便利屋」(関係者)と呼ばれていた。「きょうや今週中に備品を入れてほしいとき、他の業者だと難しいが、(同容疑者なら)何でもやってくれた」という。  同機構は今年3月、松丸容疑者から接待を受けたり、入札価格を漏らしたりした職員28人を処分。関係者によると、職員が欲しがる家電を安く販売することもあり、「若い職員への接待は、将来の種まき的な意味合いがあったのだろう」と話した。  松丸容疑者は4月、納品予定の綿棒や洗剤などが大量に置かれた同社事務所で取材に応じた。職員への接待などについて「申し訳ない」と話す一方、「赤字か黒字かぎりぎりのラインだった」と薄利を強調した。 (了)【時事通信社】
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