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中2自殺、両親の請求棄却=学校側の注意義務違反認めず―新潟地裁


 新潟県新発田市で2017年、市立中2年の男子生徒=当時(13)=がいじめを訴えて自殺したのは学校側が適切な措置を取らなかったのが原因だとして、両親が市に計3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、新潟地裁(島村典男裁判長)は30日、請求を棄却した。  島村裁判長は「いじめに当たり得る行為を受けていた」と指摘。その上で当時の教諭らが取った措置はいずれも相当だとし、「注意義務違反があったとまでは認められない」と判断した。  両親は、あだ名で呼んだ生徒らの氏名開示も訴えていたが、島村裁判長は「他の生徒のプライバシー保護の観点から相当とは言えない」などと退けた。  判決によると、男子生徒は他の生徒からあだ名で呼ばれてからかわれるなどし、17年6月に自殺した。  判決後に記者会見した母親は「とても納得がいかない。学校側に対して怒りと悔しさは消えてない」と話した。 (了)【時事通信社】
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