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北朝鮮、軍事力強化継続示す=バイデン氏歴訪直後、米を挑発


 【ソウル時事】北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)などを発射した。バイデン米大統領が日韓を歴訪し、対北朝鮮での日米韓の連携や抑止力強化を確認した直後のタイミングを狙った格好だ。全土で新型コロナウイルス感染が拡大する中でも、軍事力強化を続ける姿勢を鮮明にした。今後、7回目の核実験に踏み切る事態も警戒される。  北朝鮮は昨年1月の朝鮮労働党大会で決定した国防力強化の計画に基づき、「米国との対決」を念頭に核とミサイル能力の強化を続けている。今年に入りミサイルを相次ぎ発射し、4月の軍事パレードの演説では金正恩総書記が、核戦力を「最大限急速に強化」し、核の先制使用も辞さない姿勢を表明。国内のコロナ感染状況を初めて公表した今月12日にも短距離弾道ミサイルを発射した。  バイデン氏は10日に就任した韓国の尹錫悦大統領との首脳会談で「朝鮮半島の完全な非核化」の目標を共有。北朝鮮の度重なるミサイル発射を非難し、韓国に「核の傘」を含む拡大抑止を提供する責務を再確認した。必要に応じ米軍の戦略爆撃機や空母などの戦略兵器を配備することや、米韓合同軍事演習の規模拡大の議論を開始することも決まった。  韓国の梨花女子大学の朴元坤教授は、北朝鮮が敵視政策と受け止める米韓合同軍事演習などが予告されており「これに反発するメッセージを示した」と指摘。「コロナの感染状況にかかわらず、挑発を続けるという意志を明らかにした」と分析した。  韓国軍は北朝鮮のミサイル発射の兆候を捉え、24日から警戒していた。同日には中国とロシアの軍用機が日本海を飛行した。これは、東京で開かれた日米豪印の連携枠組み「クアッド」の首脳会議を意識したけん制行動とみられている。この飛行のため、北朝鮮が中ロと調整してミサイル発射を遅らせたとの観測も出ている。 【時事通信社】
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