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北朝鮮、コロナ感染拡大でも軍事力強化=体制の安定誇示


 【ソウル時事】北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるミサイルなどを連続発射した。バイデン米大統領の日韓初訪問直後というタイミングを狙った格好だ。北朝鮮全土で新型コロナウイルス感染が拡大する中でも軍事力の強化を続け、金正恩総書記の体制が動揺していないことを内外に誇示する狙いもあるとみられる。  北朝鮮は昨年1月の党大会で、米国を「最大の主敵」と位置付け、国防力強化の計画を決定。今年に入り相次いで弾道ミサイルを発射した。今回の発射はコロナ感染の拡大下でも兵器開発を継続する方針を明確にした。  バイデン氏は日韓首脳とそれぞれ、北朝鮮の核ミサイル開発への懸念を共有し、抑止力の強化、日米韓の連携を確認した。正恩氏にとって、ウクライナ情勢に追われ北朝鮮の核問題への関心が相対的に低いバイデン政権に存在感をアピールするのに最適な時期と映ったと考えられる。一方で、厳しい対抗措置を恐れたとみられ、バイデン氏の歴訪中は避けた。  北朝鮮は12日、初めてコロナの感染者を認め、全国の郡や市などの封鎖を決めた。朝鮮中央通信によると、発熱者は4月末から爆発的に増加し累計300万人を超えた。  制裁や国境封鎖で北朝鮮の経済は苦境にある。感染拡大と都市封鎖はさらなる追い打ちだ。「建国以来の大動乱」と危機感を示す正恩氏は、たびたび党幹部を叱責するなど住民の不満が自らに向かわないよう努めてきた。成果を誇示できる分野が核・ミサイル開発など軍事力の向上しか見いだせなかった面もありそうだ。 【時事通信社】
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