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想定外の事態に戸惑い=捜査影響は「限定的」―観光船落下に海保関係者ら


 24日にも海面上に姿を現す予定だった観光船「KAZU I(カズワン)」が同日午前、再び海底に沈んだ。海上保安庁や運輸安全委員会など沈没事故を調査する機関の関係者にとり、落下は想定外の事態で、一様に戸惑いの表情を浮かべた。  ある海保関係者は、えい航中の落下は「想定していなかった」と肩を落とした。ただ、事故原因解明に向けた捜査への影響は限定的との見方を示す。「引き揚げ作業前の船体は、無人潜水機の水中カメラで詳細に撮影している。手間はかかるが(今回の)落下で付いた傷と、それ以前の傷は区別できる」と話した。  運輸安全委員会の調査官も記者会見で、「これまで撮影された画像などの情報から、いつ付いた損傷か判断するしかない」と強調。一方で、「落下で損傷があると、事故時の状況が分かりにくくなる」と漏らした。  海保関係者によると、えい航していた海域は海流が速かったため、2ノット(時速約3.7キロ)で航行する予定を変更し、1ノットでゆっくりと進んでいたという。この関係者は「それでも落ちてしまった。カズワンの船体が軽いことも要因かもしれない」と指摘した。  この日開かれた立憲民主党の事故検討会では、海保担当者へのヒアリングが行われたが、落下についての質問が集中した。「えい航中に目視で警戒していなかったか」など監視態勢を問う声が相次いだが、担当者は「常時しっかり監視しているはずだが、詳細は確認中」と答えるにとどまった。 (了)【時事通信社】
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