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尹政権、信頼構築目指す=対北朝鮮や経済安保協議―米韓首脳会談


 【ソウル時事】韓国の尹錫悦大統領はバイデン米大統領訪韓で、同盟強化に向けた信頼構築を目指す。21日に開く米国との首脳会談は就任から10日余りで、「歴代大統領で最短」(韓国大統領府)。ミサイル発射を繰り返し核実験を準備する北朝鮮への対応や、経済安全保障が主要議題になる見通しだ。  尹氏は検事総長出身で、民主化後では初の国政経験のない大統領。国会は野党が多数を占め、大統領選も僅差の当選だった。足場固めに重要な6月の統一地方選を前に、バイデン氏訪韓を外交分野の実績としてアピールしたい考えだ。  尹政権は、北朝鮮との融和を進めて米中対立でも中国への配慮が目立った文在寅前政権から転換。北朝鮮の核問題では「完全で検証可能な非核化」を掲げ、制裁履行を強化するとともに、実質的な非核化がなければ経済支援もないという立場だ。今回の会談で、米韓の方向性の一致を確認するとみられる。  両首脳は「核の傘」を含む米国の戦力で韓国への攻撃を思いとどまらせる「拡大抑止」に関し、実効性向上を目指す取り組みも話し合う。韓国側は、そのための米韓高官級協議の定例化を希望。規模を縮小していた米韓合同軍事演習の正常化にも意欲を示す。バイデン氏は日韓の歴訪で北朝鮮対応などでの日米韓の連携強化を図る見込みだ。  米韓は、バイデン氏訪韓に合わせ北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)や核実験を行う可能性も事前に察知し、「日程を変更して韓米首脳が直ちに連合防衛態勢の指揮に入れるよう『プランB』」(韓国大統領府高官)も用意した。  経済安保では、半導体など重要物資をめぐる協力強化を話し合う。高官は「半導体設計に関しては米国が最強で、製造は韓国企業が一流の技術を持つ」と指摘。「互いに望むものがあり、協力するものがある」と協力進展に期待を示した。  尹氏はバイデン氏訪韓に先立ち、対中国を念頭に置く米主導の「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」への参加も表明した。ただ、韓国にとって中国は最大の貿易相手国。中国は大統領就任式に王岐山国家副主席を派遣し、米韓の接近をけん制している。 【時事通信社】
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