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「投降兵はナチス戦犯」=ウクライナに圧力、長期化も―ロシア


 ウクライナ南東部マリウポリで抵抗の拠点だったアゾフスタル製鉄所から投降した兵士の引き渡しを、ロシア側が拒んでいる。ゼレンスキー政権は「捕虜交換」を提案しているが、プーチン大統領の側近はウクライナ兵を「ナチスの犯罪者」(ウォロジン下院議長)と見なして難色を示し、両国間の対立の新たな火種となっている。  ウクライナでは最近、民間人を射殺した「戦争犯罪」でロシア兵を裁く初めての公判が始まったばかり。これとは別に、国際刑事裁判所(ICC)も調査チームを派遣した。ロシア側はこうした動きを問題視し、投降した兵士を「取引材料」に圧力をかけようとしているとみられる。  製鉄所から負傷兵を退避させる合意について、16日に発表したのはロシア側。ただ、具体的な条件は明らかになっていない。ウォロジン氏は、投降した兵士を「戦争犯罪者」と呼び、今後、法廷で裁く必要があるとの考えを示した。  解決までに長期間を要する恐れもあるが、突破口がないわけではない。2014年から続くウクライナ東部紛争では、相手側で収監中の兵士の交換が行われてきた。16年には、先進7カ国(G7)が解放を求めていたウクライナの女性空軍中尉とロシア軍人2人の帰国が実現した。  18年には、ロシアが併合したクリミア半島近くでウクライナ艦船が拿捕(だほ)される事件が発生。乗組員は19年になって、ウクライナで拘束されていた国営ロシア通信の支局長らと交換する形で解放された。もっとも、当時は捕虜交換をうたうミンスク停戦合意がまだ存在していた点で事情が異なる。今回の侵攻に伴う停戦交渉は停滞が続いている。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのウォロジン下院議長=2月24日、マナグア(AFP時事)
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