マスク拒否男が無罪主張＝旅客機の運航妨害―大阪地裁

　関西空港行きのピーチ・アビエーションの機内でマスク着用を拒否して客室乗務員らとトラブルとなり、運航を妨げたなどとして、威力業務妨害などの罪に問われた元大学職員奥野淳也被告（３５）の初公判が１７日、大阪地裁（大寄淳裁判長）であった。奥野被告は「マスクをしていないからといって排除するような過大反応が本当に正しいのか」などと述べ、無罪を主張した。 　起訴状によると、奥野被告は２０２０年９月、マスクを着用せずに釧路空港発のピーチ機に搭乗。着用拒否をとがめた他の乗客に謝罪させるよう客室乗務員に要求し、新潟空港に臨時着陸させるなどピーチ社の業務を妨害したとされる。　 　このほか千葉県館山市の飲食店で２１年４月、マスク着用をめぐってトラブルとなり、駆け付けた警察官を殴ったとされる。（了）【時事通信社】