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銃弾に倒れた記者追悼=朝日阪神支局襲撃35年―兵庫


 兵庫県西宮市で1987年5月、朝日新聞阪神支局が散弾銃を持った男に襲撃され、記者2人が死傷した事件は3日、発生から35年を迎える。同支局1階には祭壇が設けられ、市民や同社関係者らが殺害された小尻知博記者=当時(29)=の冥福を祈る。  朝日新聞は2006年、同支局に「襲撃事件資料室」を開設。資料室には、襲撃に使われた銃弾や撃たれて穴が開いた小尻記者の服などが展示され、言論への暴力の記憶を現在に伝える。毎年5月3日に支局を訪れる市民に一般公開していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今年も中止となった。  襲撃事件は87年5月3日午後8時15分ごろ発生。阪神支局に目出し帽をかぶった男が侵入して散弾銃を記者2人に発砲。小尻記者が殺害され、もう1人も重傷を負った。襲撃後、「赤報隊」を名乗る犯行声明が東京都内の報道機関に届いた。  「赤報隊」による犯行は他に、朝日新聞の東京本社(87年1月)や名古屋本社の社員寮(同9月)、静岡支局(88年3月)を狙った事件などがある。警察庁は一連の事件を指定116号事件として捜査したが、容疑者逮捕には至らず、03年3月までに全て時効となった。 (了)【時事通信社】
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