岸田文雄首相は7日、新型コロナウイルスの新規感染者が再び増加に転じたことを受け、対処方針を関係閣僚と首相官邸で協議した。この後、停滞しがちな若者の3回目のワクチン接種を加速するため、予約に空きのある自治体の大規模接種会場を活用し、大学生らへの集団接種を進める方針を記者団に示した。費用は国が支援する。  首相は現在の感染状況について「再拡大の兆候がみられる」と指摘した上で、「急激な感染拡大を防ぎ、日常の生活へ移行していけるよう国民一人ひとりの協力をお願いする」と要請。20代以下の感染者の割合が増えていることを踏まえ、「特に若い世代の接種が重要だ」と呼び掛けた。   ワクチン接種と併せ、首相は「歓迎会や旅行など外出の機会が増える季節だ」として、3密回避など基本的な感染対策の徹底を求めた。飲食や出張など具体的な場面を挙げながら、「日常生活の中で積極的に検査を受けてほしい」と語った。  各都道府県が保健医療体制を強化できているか点検し、結果を公表する方針も示した。  3回目接種を条件にイベント料金を国の助成で割り引く事業の開始を表明することも検討していたが、感染状況などを考慮し、言及を見送った。  首相は、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長らとも協議。尾身氏は「感染急拡大時にどう対策すべきか、頭の体操をしておく必要がある」と述べ、まん延防止等重点措置の再適用の可能性も念頭に置くよう助言した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕取材に応じる岸田文雄首相=7日午後、首相官邸

情報提供元 : 時事通信社
記事名:「 大学生らの集団接種促進=岸田首相、コロナ感染者増加で対処方針