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生まれたての惑星、直接観測=すばる望遠鏡で―国立天文台など


 国立天文台と東京大、米アリゾナ大などの研究チームは、若い恒星の周囲を取り巻く円盤状のガス(原始惑星系円盤)の中から生まれたばかりの惑星を直接観測することに成功したと発表した。論文は5日、英科学誌ネイチャー・アストロノミーに掲載される。  生まれたての惑星が見つかったのは、地球から約460光年先にある恒星「ぎょしゃ座AB」。この恒星は年齢約200万年と若く、惑星のもととなる原始惑星系円盤があるのは知られていたが、これまでのすばる望遠鏡の観測でも、惑星そのものの姿は捉えられていなかった。  東京大の田村元秀教授らは、新型の補償光学装置(大気の揺らぎによる画像の乱れを打ち消す装置)を搭載し「視力」を向上させたすばる望遠鏡で、この恒星を観測。原始惑星系円盤の中に、木星の約4倍の質量を持つ巨大な惑星(AB Aur b)があるのを見つけた。  この惑星は、地球―太陽間の距離(約1億5000万キロ)の93倍も離れた軌道を周回。円盤内のガスの濃い部分が、自己の重力でさらに周囲のガスを集め、ごく短い時間で惑星に成長したと考えられるという。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕すばる望遠鏡が撮影した、若い恒星「ぎょしゃ座AB」の周囲を回る生まれたての惑星「AB Aur b」(T・キュリー博士/すばる望遠鏡提供)
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