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制裁逃れ監視、中国に警告=プーチン氏の「責任追及」で一致―G7首脳


 【ブリュッセル時事】先進7カ国(G7)は24日、ブリュッセルで緊急首脳会合を開き、ロシアのウクライナ「軍事侵略」を非難し、即時停戦を求める共同声明を採択した。第三国によるロシアの制裁逃れへの協力を監視することでも一致。事実上の中国への警告で、G7議長国ドイツのショルツ首相は、中国による対ロシア協力を「警戒する」と強調した。  会合にはG7の全首脳が対面で出席し、ウクライナのゼレンスキー大統領もオンライン参加。北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の首脳会議も異例の同時開催となり、政治・経済・軍事で徹底的にロシアを孤立させる姿勢を誇示した。  G7はプーチン大統領や侵攻の計画者の「責任を追及」する方針で一致し、戦争犯罪の証拠を収集すると宣言。化学・生物・核兵器の使用や、原発への攻撃を控えるようロシアに強く要求した。  また、外貨準備を凍結されたロシア中銀が代替資産として金準備を積み増していることを念頭に、同中銀との金取引も規制することを申し合わせた。さらに追加制裁の用意があると警告した。米国は独自措置として、ロシア下院議員や企業を制裁対象に追加。英国も新たな制裁を発表した。  バイデン米大統領は会合後の会見で、20カ国・地域(G20)からのロシア排除をG7で協議したことを明らかにした。ただ、共同声明では、国際機関などが「ロシアとの従来通りの活動を止めるべきだ」との表現にとどまった。  これに先立ち開かれたNATO首脳会議も、ロシアを強く非難する共同声明を採択し、ウクライナへの追加的な軍事支援で一致した。支援内容の詳細は明示されていないが、声明では化学兵器や核兵器の脅威からウクライナを守る装備品提供を打ち出した。欧州東部を中心に、防衛態勢全体を大幅強化することでも合意した。  ゼレンスキー氏はNATO首脳会議にも参加し、戦闘機や戦車の提供を要請した。ただ、ストルテンベルグ事務総長は会見で、要請への対応について明言せず「NATOとロシアの全面戦争を防ぐ責任がある」と強調。慎重姿勢をうかがわせた。 【時事通信社】 〔写真説明〕24日、ブリュッセルで、記念写真撮影に臨む先進7カ国(G7)首脳。左端が岸田文雄首相(AFP時事)
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