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医薬品の供給ストップ=ウクライナへ「支援必要」―隣国で調査のNGO


 ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、事前調査のため隣国ポーランドの国境地帯に入っていた日本のNGO職員が帰国後の9日、取材に応じ、ウクライナへの医療支援の必要性を訴えた。  派遣されていたのは人道支援に取り組むNGO「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ、本部広島県)の福井美穂さん(48)。  福井さんは2月26日(現地時間)にポーランドに到着。当初はウクライナ入りを目指していたが、状況が流動的だったため断念し、ポーランドやウクライナで支援活動をしているNGOからの聞き取り調査を進めた。調査では「医薬品の供給が止まり、病院が機能していない」など、医療体制の窮状を訴える声が相次いだ。  3月2日にはウクライナとの国境地帯に入り、次々と入国してくる避難民から話を聞いた。ほとんどが女性と子どもで、「これからどうすればいいのか」と困惑した様子だったという。付近には支援ブースが設置されて食料や衣服、毛布などが無料で提供され、近隣の都市に向かうバスなども運行していたという。  福井さんは7日に帰国し、8日には別の職員2人が隣国モルドバに入った。PWJには6500万円を超える寄付が集まっており、首都キエフの病院などに送る医療物資の調達資金に充てる。  福井さんは「今後も支援ニーズが小さくなることはないだろう。今は近隣国がうまく対応しているが、もっと国際的な支援が必要になってくる可能性もある」と話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ポーランド国境地帯で避難民を迎えに来たウクライナ人から話を聞くNGO「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」職員の福井美穂さん(右)=2日、ポーランド・フレベンネ(PWJ提供)
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