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与党李氏、疑惑が足かせ=野党、広がる一本化論―韓国大統領選まで1カ月


 【ソウル時事】3月9日投開票の韓国大統領選まで残り1カ月。革新系与党「共に民主党」候補の李在明前京畿道知事(57)と保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦前検事総長(61)が激しく争う。李氏は「有能な経済大統領」のイメージを打ち出すが、本人や妻の疑惑が足を引っ張り、やや劣勢だ。一方、国民の力からは、尹氏と保守中道「国民の党」候補の安哲秀代表(59)の一本化を求める声が広がり始めた。  李氏は国民生活に直結する公約を次々と打ち出し、自治体首長を経験した実績をアピールする。だが、7日に発表された「リアルメーター」の調査で、尹氏の支持率43.4%に対し、李氏は38.1%。同じ革新系の文在寅大統領の42.2%も下回っている。  李氏の弱点の一つは、ソウル近郊・城南市長時代の都市開発で特定企業が不当に利益を得ていたという疑惑。李氏は「尹氏が関与している」と反撃を試みているが、3日のテレビ討論で追及を受け「こんな話で時間を浪費するより国民生活や経済の話をしたらどうか」といらだちを見せる場面もあった。  さらに、野党側は先月、李氏がかつて親族を口汚くののしった音声を公開。最近では、李氏の知事時代に、妻が李氏側近に高級牛肉などの私的な買い物をさせ、公費で決済していたといった疑惑も浮上した。  一方、尹氏は陣営内の内紛を収拾し、一時急落した支持率が回復。ただ、政治経験のない尹氏の国政運営能力を不安視する見方は根強く、安氏との一本化なしに自力で勝てると言い切れるほど優勢なわけではない。  陣営内には李俊錫党代表をはじめ一本化不要論は根強い。しかし、尹氏は7日付の韓国紙・韓国日報のインタビューで「(一本化を)排除する必要はない。一本化するなら安氏と私の間で電撃的に決定する」と発言。13~14日に立候補届け出を控え、尹氏陣営からは「機は熟した」といった声が強まっている。  安氏は一本化を否定するものの、かつてのような勢いはない。リアルメーターの調査では支持率7.5%。安氏陣営の一部からも「政治は生き物だ」と、一本化に含みを残す発言が出ている。 【時事通信社】 〔写真説明〕韓国大統領選の「共に民主党」候補、李在明氏=1月4日、京畿道(EPA時事) 〔写真説明〕韓国大統領選の「国民の力」候補、尹錫悦氏=1月24日、ソウル(AFP時事) 〔写真説明〕韓国大統領選の「国民の党」候補、安哲秀氏=1月28日、ソウル
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