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死亡の鈴木さん、在宅医療に奔走=「真面目で熱心」、感謝と惜しむ声―立てこもり事件


 埼玉県ふじみ野市で起きた立てこもり事件で犠牲となった医師の鈴木純一さん(44)は、周囲から「真面目で熱心な先生」と評価されていた。「24時間365日対応」を掲げ、地域の在宅医療に奔走していた。  東入間医師会の関谷治久会長(66)は「自分の時間を犠牲にしてでも在宅医療をやりたいという熱い先生。一生懸命やっていた彼が自分の仕事の延長線で命を落としたのはショックだ」と驚きを隠さない。  鈴木さんは、ふじみ野市、富士見市、三芳町の約8割に当たる約300人の在宅医療患者を受け持っていた。関谷会長は「大きな損失だ。患者も動揺する」と語る。  昨夏の新型コロナウイルス第5波の間も患者の治療に駆け回り、医師会管内の患者48人のうち38人を担当したという。大学時代の同級生だった女性医師(43)は「真面目で最後まで全力でやる熱心な人だった」と振り返った。  3年前にがんで亡くなった母親を約1年間、在宅診療で診てもらっていたというふじみ野市の女性看護師(28)は「いつでも明るく、母が落ち込んでいても勇気づけてくれた。ショックしかない。患者さんともめるようなタイプではなく、なぜ殺したのかと聞きたい」と憤った。  現場近くに献花に訪れた夫婦は「そろって先生に診てもらっていた。明るく、元気で、いつも励まされていた。感謝しかない」と死を惜しみ、手を合わせた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕民家に立てこもった男が散弾銃を発砲し医師らが死傷した事件で、現場近くに献花に訪れた夫婦=28日午後、埼玉県ふじみ野市
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