民間人被害防止で行動計画＝相次ぐ空爆巻き添え受け―米国防総省

　【ワシントン時事】オースティン米国防長官は２７日、米軍の空爆で民間人が犠牲になったケースが相次いで判明したことを受け、９０日以内に巻き添え被害を減らすための行動計画を策定するよう指示した。中東やアフガニスタンでの空爆で民間人が多数死亡したにもかかわらず、米軍が犠牲者数を少なく公表した可能性があるなどとして、批判が高まっていた。 　オースティン長官は国防総省の内部向け文書で「民間人の保護は戦略的、道徳的な責務だ」と強調。アフガン戦争の終結やイラクでの戦闘任務終了により、民間人の犠牲を減らすための対策を制度化する機会が生じたと説明した。　【時事通信社】 〔写真説明〕オースティン米国防長官＝２０２１年１０月、ブリュッセル（ＡＦＰ時事）