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広島、鈴木誠の穴どう埋める=楽天は若手の台頭が必須―プロ野球・キャンプのポイント


 【広島】昨季首位打者の鈴木誠がポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦を表明。右翼が空く外野の定位置争いは激しさを増す。  長打力がある社会人ルーキーの末包と中村健が加入。俊足の野間や宇草、捕手登録の中村奨らがしのぎを削る。佐々岡監督は「(鈴木)誠也の代わりというのはなかなか難しい。誰が4番を打つかというのも、オープン戦などで見極めていきたい」と話す。  投手陣は昨季リーグ最多の四球を与えたことが改善点。新人王に輝いた抑えの栗林につなぐ勝ちパターンの確立は急務で、昨季は4試合の登板に終わった中崎の復活に期待がかかる。先発では大瀬良、九里、森下に次ぐ存在が出てくるか。ドラフト1位の黒原、2位の森も1軍でスタートさせ、競争を促す。  【楽天】ここ数年レギュラーの顔触れが変わらず、若手の台頭が少ないことが課題。だからといって石井監督は無理に世代交代を進めるつもりはなく「今いるレギュラーを蹴落としてでも出る負けん気を出してほしい」とハッパをかける。  先発陣は田中将、則本、岸の柱がいる中で昨季10勝の滝中、早川、西口らがローテーション枠を争う。  内野の浅村や鈴木大、外野の島内、岡島ら主力の壁は高い。昨季、遊撃で定位置を奪った山崎のような存在が現れるかがカギ。柔軟な選手起用ができるように、複数ポジションを守れる選手の育成も進めていく。  昨季の出塁率はリーグ最高の3割2分9厘を誇ったが、残塁は12球団最多。犠打やエンドランなども絡め、効率的な攻撃を意識する必要もある。 (了)【時事通信社】
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