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野党尹氏、北朝鮮対応で攻勢=伸び悩む与党李氏ジレンマ―韓国大統領選


 【ソウル時事】3月9日の韓国大統領選で、かねて「ビジョンが見えない」と指摘されてきた保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦前検事総長が、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応など外交安全保障分野で積極姿勢を見せ始めた。支持率が伸び悩む革新系与党「共に民主党」候補の李在明前京畿道知事は守勢に回っている。  尹氏は24日、「グローバル外交安保ビジョン」と名付けた公約を発表。「北朝鮮の完全かつ検証可能な非核化実現」などを強調した。26日には在韓外交団も招いた説明会を開催した。  27日には北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、フェイスブックで「平和は叫んだからといってやって来ない」と文在寅政権を批判し、「私は圧倒的な力で北朝鮮の挑発の意志自体を無力化する」と表明した。最近は北朝鮮からの攻撃が差し迫った際の「先制打撃」にも再三言及。保守層を固めるとともに、国政運営能力への懸念を打ち消す狙いがありそうだ。  一方、李氏は27日、記者団に、ミサイル発射について「強力な遺憾と糾弾」を表明。同時に「選挙に非常に悪影響を及ぼす」と困惑を隠さず、「今後われわれが対話と協力の場に進むために自重してほしい」と訴えた。  最近の世論調査では、尹氏が一時急落した支持率を回復させ優勢に転じた半面、李氏は40%前後の文大統領の支持率にも届いていない。李氏陣営関係者は「政権支持層を無視できず、対北朝鮮は基本的に(融和路線の)文政権を継承するしかない」と話す。しかし、政権に批判的な中道層を取り込むには「北朝鮮に弱腰」と見られるのも避ける必要があり、「外交は前面に出したくない」(李氏ブレーン)のが本音のようだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕26日、ソウルで韓国大統領選の公約説明会に臨む野党「国民の力」候補の尹錫悦氏 〔写真説明〕韓国大統領選の与党「共に民主党」候補、李在明氏=4日、京畿道(EPA時事)
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