ラグビーの第58回全国大学選手権は9日、東京・国立競技場で決勝が行われる。4大会ぶり10度目の頂点を狙う帝京大と、3大会ぶり14度目の優勝を目指す明大が激突。両校が決勝でぶつかるのは、帝京大が21―20で勝って9連覇を遂げて以来。ともにFWは強力だが、今季の関東対抗戦で帝京大に屈した明大が、相手の圧力にいかに対応するかがカギを握る。  帝京大のFWの要はプロップ細木主将。故障明けとなった準決勝(2日)で途中出場すると、チームは苦しめられていた京産大を圧倒。味方を逆転勝利に導いた。密集戦での強さや総合力ではやや優位とみられ、粘り強い防御も光る。  明大もバックスの素早い展開力は侮れない。7人制で東京五輪代表のWTB石田は、準決勝の東海大戦では持ち前のスピードを発揮して前半に2トライ。運動量豊富なサイド攻撃も生かし、得点につなげたいところだろう。  昨年11月の関東対抗戦は、帝京大が14―7で逃げ切った。明大はスクラムで後手に回ったが、今大会に入ってからはバックスの奮闘も目立つ。帝京大は、臨機応変に戦う相手の攻めを封じることが勝利への第一歩になりそうだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕全国大学ラグビー準々決勝の同大戦で攻め込む帝京大の江良(中央)=2021年12月26日、東京・秩父宮ラグビー場 〔写真説明〕全国大学ラグビー準決勝の東海大戦でトライを決める明大の石田=2日、東京・国立競技場