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トヨタの滑川、異例の挑戦=選手と審判の「二刀流」―ラグビー・リーグワン


 ラグビーの国内新リーグ「リーグワン」で、レフェリーを掛け持ちする選手がいる。2019年から審判としても活動しているトヨタのSH滑川剛人(32)が、7日の開幕戦の東京ベイ―埼玉で副審を担当する。「楽しみだが、シーズンは長いので一試合に一喜一憂せず、少しずつでも自分の能力を上げていければ」と意気込んでいる。  神奈川・桐蔭学園高から帝京大を経て12年にトヨタに加入。トップリーグ(TL)のリーグ戦では通算68試合に出場した。年代別日本代表経験もある実力者の異例の挑戦は、日本協会から誘われたことがきっかけだ。  世界ではトップ選手が審判となり、ワールドカップ(W杯)などで笛を吹くケースが増えている。日本協会はその流れに乗るために審判育成プロジェクトを始めた。参加を打診された滑川は「日本選手のもう一つの道になる」と、27年W杯で主審を務めるという目標へ向け、着実に実績を積んでいる。  学生やTL下部の試合を経て、昨年10月に日本―オーストラリアで副審を務め、初めて代表レベルの試合を経験。翌月にはフランスに渡ってプロの試合を裁いた。「もともとレフェリーとしては未熟だったが、いろいろな人に助けてもらってどんどん勉強させてもらい、自信を持てている」  チームにはSHが4人。一方でリーグの審判が少ない事情もあって、今季は審判業に専念する。だが、平日はチームの練習に参加しており、けが人が出た場合はプレーする可能性もあるという。  トヨタのクロン・ヘッドコーチは「ベストなレフェリーの一人だが、選手としても素晴らしいので、協会と話しながらバランス良くやれるようにしたい」と見守っている。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ラグビー・トップチャレンジリーグの近鉄―コカ・コーラで主審を務めた滑川剛人=2021年3月20日、大阪・花園ラグビー場(KRPU Y.Hagiwara提供)
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