女子シングルスの奥原、練習不足を痛感＝全日本総合バドミントン

　女子シングルスの奥原は大学生の栗原に苦戦しながらも逆転勝ち。「相手はガッツがあってミスなく続けてきた。勝ち切れてよかった」と安堵（あんど）の笑みを浮かべた。第１ゲームを２１―２３で落としたが、パワーのある相手に対する配球を変えて打開し、２ゲームを連取。最終ゲームはネット際に沈める球を効果的に使った。 　右足の負傷で東京五輪を最後に公式戦から離れ、前日に５カ月ぶりにコートに復帰。連戦となったこの日は「きつかった。練習が足りていない部分が大きいかなと思う」と、本来は強みとする体力面が万全ではないことを実感した。頂点を見据える残り３日間へ「ここから一気にレベルが上がる。対策を練っていきたい」と気を引き締めた。（了）【時事通信社】