反政府勢力、本拠地へ撤収＝停戦交渉に期待―エチオピア

　【ナイロビＡＦＰ時事】エチオピアの少数民族ティグレ人の反政府勢力「ティグレ人民解放戦線（ＴＰＬＦ）」は２０日、本拠地の北部ティグレ州へ撤収したと発表した。報道担当者が２０日、ツイッターに「（ティグレ州に隣接する）アムハラ州とアファール州からの撤収は完了した」と書き込んだ。 　ＴＰＬＦの指導者デブレツィオン・ゲブレミカエル議長は、グテレス国連事務総長に１９日付で書簡を送り、敵対行為の即時停止を訴え、今回の撤収が「平和への明白な道を開く」ことを希望すると呼び掛けた。停戦交渉開始へ、かすかな期待が生まれている。　【時事通信社】