元警官、連邦法違反認める＝終身刑避ける意図か―米黒人暴行死

　【ニューヨーク時事】米中西部ミネソタ州で昨年５月、黒人男性ジョージ・フロイドさん＝当時（４６）＝が白人警官に首を圧迫され死亡した事件で、不当な逮捕からの自由という憲法上の権利をフロイドさんから奪ったとして連邦法違反の罪に問われていた元警官デレク・ショビン被告（４５）が１５日、罪を認めた。米メディアが伝えた。 　ショビン被告は今年６月、州法の第２級殺人などの罪で禁錮２２年６月を言い渡されている。ロイター通信は、今回罪を認めたのは、終身刑を科されるリスクを避けるためだと伝えた。量刑は後日言い渡されるが、州法の刑期と同時に務めることができ、数年の加算で済む見通しだという。 　ショビン被告はこの日、地元連邦裁に出廷。２０１７年に無抵抗だった少年＝当時（１４）＝を逮捕する際、首などを膝で圧迫し同様の憲法上の権利を奪った罪にも問われており、この件でも罪を認めた。　【時事通信社】