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「勝ち馬」乗って結束腐心=人事で処遇期待―自民派閥


 29日投開票の自民党総裁選で、二階派など独自候補不在の派閥は決選投票にもつれ込んだ場合、できるだけ結束して対応しようと躍起となっている。「勝ち馬」に乗って勝利に貢献したとアピールし、その後の党役員・閣僚人事での処遇を期待しているためだ。  二階派は28日の総会で決選投票での対応を協議し、1回目の投票と同様、自主投票を確認した。ただ、会長代行の河村建夫元官房長官は出席者に「迷った場合は会長や幹部に相談いただきたい」と念押しした。  同派には全4候補の支持者が混在しているため、特定候補へ強引に集約すればあつれきが生じかねない。それでも「相談」を促すのは、総裁選後の人事をにらんで派の大半をまとめ、「勝ち馬に乗って党4役の一角を押さえたい」(幹部)との狙いがあるとみられる。  実際、会長の二階俊博幹事長は総会に先立つ記者会見で決選投票でまとまった対応を取るか問われ、「(まとまって)対応したくない人は出ていってもらうしかない。愚問じゃないか、プロの世界では」とどう喝とも取れる答弁。若手からは「会長の意向を忖度(そんたく)しろということなのか」と戸惑う声が出た。  二階氏はこれまで支持候補を表明せず、同日の会見でも「まだ決めていない」と述べた。この後、候補者の高市早苗前総務相(60)と河野太郎規制改革担当相(58)の訪問をそれぞれ受けたが、「頑張れ」と激励しただけだった。幹事長として政局を切り回してきた二階氏の沈黙に、党内からは「不気味だ」(細田派中堅)と警戒する向きもある。  一方、同じく候補不在の旧竹下派は、会長代行の茂木敏充外相が会見で「大半が岸田氏支持でまとまった」と強調。勝ち馬を岸田文雄前政調会長(64)と見る同派幹部は決選投票に関し、所属議員51人のうち45人以上が岸田氏に投票するとの見方を示した。石原派は臨時総会で、会長の石原伸晃元幹事長が「一致協力して当たろう」と呼び掛けた。 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する自民党の二階俊博幹事長(右)=28日午前、東京・永田町の同党本部
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