近畿大から経費を不正受給したとして詐欺容疑などで逮捕された医学部法医学教室の元主任教授、巽信二容疑者(66)が、共に逮捕された元医療機器販売会社社員の藤戸栄司容疑者(52)の再就職先を探していたことが10日、関係者への取材で分かった。藤戸容疑者が容疑を認めたことも判明。大阪府警が詳しい動機を調べている。  巽容疑者の知人によると、同容疑者は藤戸容疑者の再就職先について、知人に相談。知人はすぐに電話で就職先を探し、藤戸容疑者の面接を取り付けた。同容疑者は2019年3月末に医療機器販売会社を退職。この面接先に雇用されたという。  知人が巽容疑者からこうした依頼を受けたのはこの時が初めてで、同容疑者は藤戸容疑者の年齢などを挙げ、身を案じるような口ぶりだったと振り返った。  巽容疑者らは共謀し、19年4月~21年2月、医療用品を立て替え払いで購入したように偽造した領収書を近大に提出、計約1780万円をだまし取った疑いで逮捕された。  捜査関係者らによると、藤戸容疑者は巽容疑者から報酬を受け取ったなどと説明したが、巽容疑者は否認しているという。 【時事通信社】

情報提供元 : 時事通信社
記事名:「 元社員の再就職先探す=元近大教授が知人に依頼―大阪府警