ところでこの暑さ対策、正しい対策ができていない人も多いようです。
カバヤ食品株式会社が実施した「熱中症への対策意識・行動に関する調査」によると、熱中症対策が不十分な人が多いことが分かりました。
一方で、「たくさん汗をかいたときには、積極的に塩分補給をしていますか?」という質問には、「発汗時は、食事以外にも塩分補給をする習慣がある」という人が約16%に留まりました。
一時的な塩分ロスの可能性や危険性を知っているにも関わらず、塩分補給を習慣化している人が少ないことが明らかになりました。自分に限っては大丈夫だろうという正常性バイアスが熱中症のリスクを高めてしまっていることが窺える結果となっています。
注目するべきは約34%が回答した 「麦茶を飲んでいる」という回答です。麦茶に含まれるミネラルはごく少量であるため、この点を誤解している人が多いことが分かりました。
ところが、「できている」と回答した理由を聞いたところ、「水分補給をこまめにしているから」との回答が約87%で、「汗をかいたら、水分だけでなくこまめな塩分補給も意識しているから」の約40%を上回る結果になりました。
この設問からも、発汗時には「水分も塩分も補給が必要」という意識が浸透していないことが窺えます。
さらに同調査では、熱中症対策ができているという自信が本当なのかを検証するため、「実際に、汗をかく夏場に体調不良に見舞われたことはありますか?」という設問への回答と、「ご自身は、暑い時期の体調管理や熱中症の備えができていると思いますか?」という質問に対する回答を集計し、分析しています。
すると、調査対象者全体の1,000人のうち約27%となる266人は「完璧にできている」「ある程度できている」という回答だったにもかかわらず、体調不良に見舞われたことがあることが分かりました。
備えができているという自信が過信である人も散見される結果となっています。
熱中症は命を落としたり、後遺症が残る恐れもある病気。自分は大丈夫と思わず、塩が入った飴やお菓子、飲み物を持ち歩きましょう。梅干しを使ったタブレットも便利ですよ!
(出典元の情報/画像より一部抜粋)
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出典:プレスリリース