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若い人も準備が必要!『家族と終活を話し合う日』制定記念セミナーにて最新の終活事情を公開


株式会社ニチリョクが、秋の彼岸の入りの日を「家族と終活を話し合う日」として制定し、日本記念日協会の認定を受けました。2024年10月17日にその記念セミナーが開催されました。セミナーでは終活の大切さを家族で話し合うきっかけを提供することが強調されました。調査結果によると、エンディングノートを作成している人は42%ですが、それを共有しているのは21%しかいません。終活は幸せな最期を迎えるためのもので、親と子供がコミュニケーションを取ることが重要です。終活は高齢者だけでなく、若い世代も準備として考えるべきで、生前整理を通じて家族に負担をかけない配慮も説かれました。

近年耳にする機会も多くなってきた「終活」。
お墓・葬儀・終活などシルバーファミリーコンサルティングサービスを提供する株式会社ニチリョクは、秋の彼岸の入りの日(今年は9月19日(木))を「家族と終活を話し合う日」の記念日として制定、一般社団法人 日本記念日協会より正式に認定を受けました。

これを受けて2024年10月17日(木)に『家族と終活を話し合う日』制定記念セミナーを実施。
ニチリョクが行った、500名の終活者を対象とした全国統一終活テストの結果を元に、家族の幸せな未来を支えるために必要なコミュニケーションとして家族で終活の話をするきっかけ、親子が終活について話すべきタイミングと伝わる話し方について、ニチリョク 代表取締役社長の三浦理紗さん、家族信託コンサルティングの専門家である株式会社ファミトラ 藤井勇希さんが登壇し、講演を行いました。

終活のきっかけになるエンディングノートと人間関係の整理について
人生を振り返り、家族への想いを書き記すエンディングノート。テストの結果によれば、作成している人は42%ほどいるものの、それを家族など誰かと共有している人は21%にとどまるとのこと。

「子どもから親に『エンディングノート作ってる?』と話をし、会話をしながら作成するのもあり。ニチリョクのサイトで無料ダウンロードもできるので、就活を始めるきっかけにしてもらいたい」(藤井さん)
また、誰を葬儀に呼ぶか、亡くなったことを誰に知らせてほしいかなどの人間関係の整理については、40%ほどしかそれを家族に伝えていないという結果に。

セミナーでは、
「終活というと相続や法手続きなど実務的な話ばかりになりがち。そもそも終活とは幸せな最期を迎えるためにどうしたら良いのか話し合うこと。親も子も幸せな終活をするためには、まずは感情面から話を進めていくのが良い」
と、日々のコミュニケーションの大切さを伝えていました。

知識の整理が必要な葬儀やお墓について
葬儀については知識が身についている人が多く、自分の葬儀の希望を家族と話し合っている割合は58%。
「葬儀の形式や場所、参列者など、具体的な希望を家族と共有することが必要」という話に対し、参加者の方が頷く姿も多く、生前に希望を伝えておくことで、残された家族の判断を容易にするそうです。

またお墓については、場所や権利証に関して家族と共有している割合は62%。
お墓の種類や管理方法など、選択肢を整理し、専門家に相談することや、子ども側の考えも親に伝えてお互いの希望をすり合わせることが重要だということです。

資産状況の把握も必要な終末医療・介護について
終末医療・介護に関する希望を文書にしている割合は30%、家族と共有している割合は55%。
親が望む医療・介護の内容と、それを実現するためのお金の準備について、親子で話し合う必要があるとのこと。

また、介護費用の負担について、親の資産状況を把握し、資産凍結にも備える必要があるそうです。

「世間一般の終活に対する認識とのズレを感じることが多い」という三浦さん。

「終活というとシニアのイメージがあるが、いつ何があるかわからない時代。若い世代でも悔いのない人生を送るための準備として終活を捉えてもらいたい」(三浦さん)
また女性は男性に比べて、ものが多い傾向にあるといい、残された人が困らないよう生前整理をしておくことも大切と話されていました。

終活を「終わりの活動」と捉えるのではなく、「これからの人生をより良いものにするための活動」と位置付けているというニチリョク。
終活を家族と一緒に考え、日々コミュニケーションをとっておくことが悔いのない最期につながりそうです。
家族が集まる際に、ぜひ一度話をしてみてはいかがでしょうか。

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