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それらの要因としては、「住宅の断熱(熱の出入りを防ぐ)・気密(空気の出入りを防ぐ)性能が低いこと」や「住宅全体に熱と空気を循環させる工夫が備わっていないこと」があげられます。
最近では、断熱・気密性能が高い住宅や全館空調を採用する住宅が増えてきてはいるものの、「家全体が均一に暖かい状態」を実現できている住宅は多くないのが現状です。
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また、「暖かい空気は軽く、冷たい空気は重い」という空気の特性も関係します。
■エアコンの使い方を工夫
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また、風向は60°以上「下向き」に、風量は「強め」に設定すると、暖かい空気がしっかり床に届きます。
サーキュレーターで室内の空気を循環させる方法もぜひ併用して。
■窓からの冷気を防ぐ
窓ガラスは熱の流出が住宅の中で最も多く、断熱性能のない窓がある部屋ではエアコンで暖房をつけていても約半分程度の熱が窓から出ていきます。
また、外の冷たい空気の影響も受けやすいです。
そのため、窓付近の対策を行うことは重要です。対策として最もおすすめなのは「内窓」をつけることですが、難しい場合は次の対策を行うと良いでしょう。
(1)ポリカーボネート板を貼る
ホームセンター等で購入できるポリカーボネート板を貼ることで、簡易的な内窓をつけた状態となります。窓ガラスとポリカーボネート板の間にできる空気の層が冷たい外気を遮断し、室内の暖気を逃しにくくします。
ポリカーボネート板を窓に貼ることで、熱の流出量を53%も減らせることもわかっています。
(2)断熱性の高いカーテンかハニカムスクリーンをつける
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ただ、どちらも長さが足りないと下の隙間から冷気が部屋に侵入してしまうため、窓全体を覆える長さのカーテンやハニカムスクリーンを選ぶことをおすすめします。
また、朝起きて布団から出るときの「寒い」を防ぐために、エアコンをつけっぱなしにしたり、起床の1時間前に作動するようタイマー設定をしたりしておくこともおすすめです。
意外と簡単な方法でできる、室内寒暖差対策。まずはエアコンの吹き出し口の角度と風量の強さを確認・調整してみて。
(出典元の情報/画像より一部抜粋)
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出典:プレスリリース