意外にも多くの人が、近隣住人が使用しているエアコンの室外機を気にしていることが判明しています。
その一方、隣家や近隣の住宅の室外機が気になった経験がある人は14.2%(8人に1人以上)います。
具体的には、
「窓を開けると隣家の室外機から吹き出てくる風が気になった」
「夏場、庭先の植物に熱風があたる」
「深夜、室外機の稼働音がうるさくてなかなか寝付けなかった」
などの声がありました。
気づかないうちに自宅の室外機が、近隣の人々に不快感を与えているかもしれないと思うとヒヤッとしますよね。
【1】室外機を設置する際は近隣の環境に注意隣の住宅の玄関や窓際付近に室外機を設置すると、騒音や風で隣家の方などに不快感を与えてしまう恐れがあります。
住まいを新しく購入する場合や、エアコンを新しく設置する際には、以下の点を踏まえてハウスメーカーなどの担当者やエアコン設置業者に相談しましょう。
① 隣家の窓や玄関に近い場所での設置はなるべく避ける
② 吹き出し口を、隣家や玄関の方に向けないようにする
③ 室外機のファンに、ホコリやごみ等があたることにより起こる異音を防ぐために、ホコリが溜まりづらく風通しの良い場所を選ぶ
④ 室外機の周りには、風を遮るものを置かない
⑤ 近隣住民が通る場所(マンションの場合は隣室のベランダ)に、ドレン水が流れないようにする
「賃貸のため室外機の設置場所を自分で選択できない」など、やむを得ない場合は別売部品を使用することで風向きを調整できます。
【2】室外機を安定稼働させるための、「設置場所」&「使用時」の3つのポイント以下のポイントを押さえた場所に室外機を置くと、1年を通して安定して稼働できます。
Point1:家の「東側」か「南側」がおすすめ
Point2:風通しが良い場所に設置し、室外機の吹き出し口付近にモノを置かない
Point3:直射日光があたらない場所に設置
直射日光があたる場所に室外機を設置する場合は、冷房を安定して稼働させるために別売部品の「日除け」を取り付けることをおすすめします。
熱交換器やファンなど、室外機の部品が経年劣化すると、室外機から異音が生じることがあります。
エアコンは、環境や使い方、機種にもよりますが、一般的に10年程度での買い替えが推奨されています。また、省エネ性などエアコンの性能自体も10年前のものと比べて大きく向上しています。
室外機の騒音にお悩みの場合は、購入時期を確認し、10年以上経過している場合は買い替えも検討してみましょう。
自分が不快な思いをするのも嫌ですが、誰かを不愉快にさせてしまうのも同じくらい嫌ですよね。
あなたの家の室外機は大丈夫でしょうか。
置き場所や向きを変更できるようなら変更したり、別売部品を活用するなど、周りに迷惑をかけない環境づくりを心がけましょう。
※出典:プレスリリース