この内容をもとに、現代日本人の「瞳の健康」に関する現状と課題を考察する、メディア関係者様向けセミナーが開催されました。
目は口ほどに物を言うとも言われる「瞳のチカラ」に注目。「瞳をケアする」ことの新たな意義を解明し、次世代の健康習慣をつくるため、『瞳のチカラ白書』の編集・発表に至ったのだそうです。
『瞳のチカラ白書』2021年度版調査結果によると、人の印象を決めるのは「目や瞳」が圧倒的にNo.1であり、昨今ではマスクの使用によって、より目の印象が大事になってきているそうです。
一方で瞳のきれいさに自信のない人が8割にも上り、目を見ること・見られることも苦手な傾向が判明。
また8割以上の人が目になんらかのトラブルを抱えており、頭痛・集中力の低下など心身の不調につながることも明らかになっています。
さらに会場調査では約65%にドライアイの疑いがあり、特に女性に多いことも判明しました。
まばたきを10秒我慢できないと、ドライアイリスクが高いとされているそう。
涙がキレイであれば入ってきた光が滲まず、キラキラと瞳がかがやき、瞳のチカラも増すのだそうです。
涙の質の低下は良質な油分不足やマイボーム腺の機能不全によって起こります。
女性にドライアイが多いのは、メイクの引き方や落とし方によってマイボーム腺を塞いでしまったり、ダイエットによる油不足、冷え性によってまぶたの血流が悪くなることが原因なのだとか。
ドライアイを防ぎ、「瞳のチカラ」を高めるためには、オメガ3脂肪酸の摂取を心がけること、メイク落としの際は眼のフチをキレイにすること、まぶたを温めること、部屋の湿度を適切に保つこと、目薬で乾燥を防ぐことを実践すると良いそうです。
一方で人の顔や目を見ることが失礼とされる文化や捉え方が根強く、それがアイコンタクトの苦手意識に繋がっているとか。
これを克服するためには、目の周辺を見る・目線は縦に外す・目を見る時間は1秒程度でOK等の方法を伝授してくれました。
また瞳の美しさに正解はなく、個性を生かすことが大切で、瞳の色に合わせたパーソナルカラーを取り入れるなどするとより輝き、魅力的に見せることができるのだそうです。
自分に自信をあたえてくれて、人とのコミュニケーションも円滑になる「瞳のチカラ」。
健康な瞳を手に入れるため、生活習慣やケア方法を改めて見直してみてはいかがでしょうか。