家庭での調理トレンドに新たな波が登場!
「コスパ」「時短」に続いて、昨今は「ヘルスパフォーマンス」(栄養効率)に注目が集まっています。
生活者の意識・実態を調査する「トレンド総研」が20~40代の主婦500名を対象に実施した、一般生活者の調理に対する意識・実態調査を参考に、ヘルスパフォーマンスのポイントに迫ります。
そもそも食材は、同じ品種・量であったとしても、調理方法や組み合わせによって栄養素の吸収率が大きく異なることがあります。「ヘルスパフォーマンス」を重視した調理とは、こうした前提のもと「より効率的に栄養を摂ること」に意識を置いたもの。
「コスパ」がお金の無駄をなくす、「時短」が時間の無駄をなくす考え方であるとすれば、「ヘルスパフォーマンス」は“栄養”の無駄をなくすという考え方と言えるでしょう。
また、「調理をする際、効率的に栄養を摂取するための工夫をすることはありますか?」という質問では、「よくある」が18%、「たまにある」が60%という結果に。合計すると、主婦の約8割が普段の調理において栄養効率を意識しているということになります。
そこで今回は、栄養指導などもおこなう管理栄養士の浅野まみこ先生に、自宅で手軽に実践することができる「ヘルスパフォーマンス」レシピのポイントを教えていただきました。
例えばトマトは、生のまま食べるよりも「トマトソース」にすることでリコピンの吸収効率がアップ。煮詰めたり、油を加えるというソース作りの工程を経ることで、成分が体内に吸収されやすい形になります。市販のトマトソースを使えば、手間もかかりません。
他にも、きのこは、冷蔵庫ではなく「冷凍保存」することでダイエット成分である「キノコキトサン」の吸収効率が向上します。
加えるのはほんの少しの工夫だけ。「ヘルスパフォーマンス」を上げて栄養の無駄をなくし、食材の栄養をあますことなくいただきましょう!
【参考】
※トレンド総研
http://www.trendsoken.com/