ファンアートと聞くとイラストを描くのが多いと思いますが、推しのイラストを書くのは難しいですよね。イラストが描けなくてもファンアートを作りたいなら切り絵はいかがでしょうか。
切り絵は推しの画像を印刷して切っていくので、イラストが描けなくても大丈夫です。切り絵に使う道具や初心者でも分かりやすい作り方などをご紹介します。
推しのファンアートはどんなものがある?
推し活の楽しみ方として、ファンアートを描いてSNSに投稿するものがあります。 アニメやゲームだけじゃなくて、SNSではアイドルやVtuberなど幅広いジャンルでファンアートを見ることができます。
ファンアートは、イラストだけじゃなく切り絵や推しぬい、概念アクセサリー、概念ネイルなど幅広いジャンルがある。 見ているだけで、楽しめてほかのファンとも交流ができます。
SNSに投稿するときは、推しの専用タグを付けて投稿するだけなので手軽ですし、推しから反応をもらえることもあるので力を入れているファンも多いです。
あくまで二次創作なので、SNSに投稿する前にガイドラインを確認しておくとトラブルになりにくいですよ。
イラストが描けなくてもファンアートが作れる
ファンアートを描いて推しに喜んでもらいたいが、絵が下手で推しを描くのを躊躇してしまう…イラストを描くのって難しいし、ハードルが高いと思われがちですよね。
私もイラストを描くのが苦手だけど、推しの誕生日や記念日などにファンアートをSNSに上げたいと思い切り絵をやってみました。 切り絵は画像を印刷して切り抜いていくので、イラストを描くより簡単でした。
推しの好きな表情やこのシーンが好きなど、切り絵なら再現できるのも楽しみの一つなのです。完成したら額に入れて飾ると自分だけのオリジナル推しグッズができます。
切り絵には、メンタルを整えてくれる効果が?
切り絵は紙と最低限の道具があれば、簡単に始められて好きな図案で楽しめるのが魅力です。しかも、 切り絵には自律神経を整えてくれる効果が期待できます。
カッターを使ってコツコツと集中して作業していくと、日々のストレスが軽減されてリフレッシュできますよ。手を動かしていると脳にもよい効果があるので、子供と一緒に楽しむことや介護施設のレクリエーションにも使われています。
切り絵の道具は何を使ったらよい?
切り絵を始めてみたいけど、道具は何を揃えればよいか悩みますよね。最初っから高い道具を揃えても使わなくなってしまっては、もったいないです。
100円ショップでは、文房具も扱っているので切り絵の道具を揃えやすくなっています。切り絵に使う道具からあると便利な道具まで詳しくご紹介します。
デザインカッター
デザインナイフ、アートナイフとも呼ばれています。 普通のカッターより細くできていて、細かい作業に向いています。 力を入れすぎてしまうと持ち手から折れてしまうので、刃先から持ち手までが金属でできている物がおすすめです。
刃先が細くなっていてより細かい所を切りやすくなった精密デザインナイフや刃先が小さく子供でも安心して使うことができるセーフティーナイフも売っているので、用途によって使い分けてみましょう。
カッティングマット
切り絵をするときに、 紙の下に敷くゴム製のマットです。 マットを引かないで切ってしまうと、テーブルに傷がついてしまいます。必ずマットを引いて作業しましょう。
サイズ違いで売っているので使いやすい物を選ぶとよいです。
画用紙や折り紙
原案の下に敷く紙で、この紙が切り絵になる部分になります。最初は黒い画用紙や折り紙を切るとやりやすいです。アイデア次第では包装紙やステッカーも切ることができるので、作品の幅が広がります。
ペンや鉛筆
図案の線をはっきりさせたいときに使います。特に図案を白黒印刷したときに灰色の部分ができてしまうので、切る部分や残す線をペンなどで書いておくと切りやすくなります。
セロハンテープやマスキングテープ
原案を切り絵にしたい紙に張り付けて、ずれないように固定するために使います。セロハンテープは透明なので目立たず、しっかり固定してくれます。はがせるマスキングテープも使いやすいです。
スティックのりと爪楊枝
切り絵を台紙に貼り付けるときに使います。乾くとのりが透明になる物がおすすめです。細かい部分をのり付けする時はのりの角を使うと塗りやすいです。
細かい切り絵を張り付けるときは、爪楊枝や竹串があると先端までのり付けできて作品が綺麗に仕上がります。
切り絵のやり方
道具が揃ったらいよいよ切り絵を作ってみましょう。初めて切り絵を作る方やいきなり細かい物を切り絵にするのは不安がある方は、 推しのミニキャラや初心者向けの図案などで練習するとよいですよ。
推しの切り絵のやり方は
- 推しの好きな画像をコンビニなどで印刷する。 最初は白黒印刷で明るめがおすすめです。 印刷するサイズは最初はA4サイズで印刷すると、切る部分が大きくなるので切りやすくなります。慣れてきたらB5サイズなど小さくしてみましょう。
- 印刷出来たら、切り絵にしたい紙の上に印刷したものを、紙がずれないようにセロハンテープなどで留め、ペンで原画の線をなぞっていきます。
- なぞり終わったら、カッティングマットの上に置き、白い部分を切っていきます。切り始めは顔などの中心部分から切ると切りやすいです。 顔や口などパーツはなくしやすいので、袋などに入れて最後まで保存しておきます。
- 白い部分を切り終わったら、止めていたテープと紙の間にデザインナイフの刃を入れてテープを切って、原案と下の切り絵部分をゆっくり剝がしていきます。
- 剝がし終わったら、最初に切った顔のパーツを台紙に張り付けます。切り絵全体を爪楊枝などを使ってのり付けしたら完成です。
切り絵をうまく作るコツ
切り絵をうまく作るコツは、 切り損じてしまっても諦めないこと です。のり付けの時にある程度修正できるので失敗しても大丈夫です。失敗しやすい 曲線を切るときは、紙を回しながらゆっくりと 切っていくと切りやすいですよ。
あとは、切る前に デザインカッターの刃を新しい物に交換しておきましょう。 何回か切り絵をしていくと刃の切れ味が悪くなってきます。切れ味が悪い状態で切ってしまうと切り口が毛羽立ってしまい作品が綺麗に仕上がりません。刃をこまめに交換するとストレスなく切り絵ができます。
推しの切り絵を作って推し活を楽しもう
切り絵は自由度が高く用意する道具も少ないので、気軽に始められます。絵が描けなくても推しの画像で切り絵をすれば立派なファンアートになります。黒い紙で作るのもよいですが、推しカラーの紙で切り絵を作るなど様々な楽しみ方ができるのでおすすめです。
自律神経を整えてくれる効果が期待できるので、ファンアートを作りながらリラックスできるのも魅力ですよ。
椎名淳美
余暇プランナー
園芸店で1つのサボテンに出会ってから、多肉植物の魅力にどっぷりハマってしまった茨城在住の主婦です。多肉植物を育て始めて4年目を迎え、気が付いたら150種類以上の多肉植物と猫2匹と暮らしています。 季節の花と多肉植物を育てながら 今までの経験を生かし、ガーデニングの伝えるため植物系ライターを始めました。植物の育て方や寄せ植えの仕方、トラブルの対処方法について執筆していきたいと思います。 最近、VTuberにハマっていて、昔から得意だったハンドメイドで自分なりの推し活を楽しんでいます。簡単に作れる推しグッズをご紹介します。