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【10月3日はドイツパンの日】食欲の秋!健康にも良いドイツパンの魅力


10月3日はドイツパンの日。日本ではパンというとフランスパンのイメージが強いかもしれませんが、ドイツのパンも負けず劣らずおいしいと評判です。

実は日本で今当たり前に食べられているパンの中にもドイツパンを参考にして作られたパンもあり、知らず知らずのうちに口にしている機会も多いかもしれません。

今回はそんなドイツの食文化、そしてドイツパンの日についてご紹介したいと思います。


ドイツパンの日とは


「10月3日」は、1978年(昭和53年)からドイツパンの普及活動を行っているドイツパン研究会が制定した記念日。


日付は

ドイツが統一された日にち

なんで決められました。近代のドイツの象徴的な日でもあります。


ドイツパンをはじめとする

ドイツの食習慣は健康にも良い効果があると見直しがすすんでおり

、伝統的なドイツパンの普及をめざしてこの日を制定したそうです。


ドイツパンは世界でも有名


ドイツは世界一パンの種類が多い国といわれていて、なんと

2,000種類以上もの種類のドイツパンがある

とも伝えられているそうです。そのため「パンの国」と呼ばれることもあるのだとか。実際にドイツを訪れた時にパン(バゲット)のレベルの高さに驚きました!


日本と同じくホテルメイドのパンなどは質が高く(人気のベーカリーから仕入れているホテルもあるそう)人気だそうです。


日本ではフランスパンのイメージが強すぎてあまりドイツパンのイメージはないかもしれませんが、この二つは似ていますが少し異なります。


ドイツパンの特徴


ドイツパンの主流は、

ライ麦パン

です。


ライ麦パンは通称

黒パン

ともいわれていて、見た目的にも

ライ麦の黒さが特徴

です。一般的なパンと比べて、味も少し独特でライ麦の

酸っぱさが少し感じられる

クセになるような味のするパンです。


ドイツでライ麦パンが主流なのは、ドイツは気候的に寒い地域が多く、

小麦がなかなか育たない

からです。かわりに育ちやすいライ麦を使用しています。ライ麦によって、重くずっしりとした目の細かいパンになります。


また、パンを作る上で重要な「発酵」の工程でも一般的にはイーストを使いますが、ライ麦パンの場合は

ライ麦の天然酵母を使用

します。


小麦を混ぜて作ります。どのくらい小麦を混ぜるのかで味も変わってくるので、ここで味にオリジナリティや深みがでることになります。


一方フランスパンはフランスパン専用の小麦粉(準硬質小麦)を使用し、小麦粉、塩、水だけで作るのが一般的です。シンプルですがフランスの国民食として親しまれています。


代表的なドイツパンは?


ドイツパンはたくさん種類があると紹介しましたが、その中でも代表的なドイツパンを3つご紹介します。


プレッツェル


特徴的な形をしていて、

塩気のあるお菓子のようなパン

です。少し香ばしくもありカリッとしているので、ビールのおつまみのような感じで食べられることが多いパンです。


それだけでなく甘いタイプもあり、ドイツでは広く親しまれている定番のパンです。ドイツ全土で作られていますが、特に

南ドイツで人気

のようです。


日本でもプレッツェルを販売しているベーカリーも増えてきて、見かける機会も多くなってきました。ぜひチェックしてみて下さいね。


シュトーレン


ドイツでは

クリスマスの前にシュトーレンというパンを作る習慣

があります。クリスマスを待つアドベントの間に、このシュトーレンを少しずつ食べるというドイツの伝統的な菓子パンです。生地はたっぷりのバターが基本。

ラム酒に漬けられたドライフルーツ・ナッツが練り込まれています

。表面には粉砂糖がまぶされていて、見た目は白いパンです。


日本でもクリスマス前にシュトーレンを販売するベーカリーやパティスリーが以前に比べて増えてきました。ラム酒の風味が強いので少し独特な味わいですが、好きな方はとってもクセになる味です。今年のクリスマス前にはシュトーレンを食べてみてはいかがでしょうか?


白パン


ドイツで一番多く食べられるパンは「黒パン」ですが、それに対して

世界で一般的な「白パン」

もあります。


昔からドイツでは黒パンが主流でしたが、そんな中でたまに食べる白パンは

ちょっとした贅沢

というイメージで食べられてきたそうです。今ではドイツの朝食で食べるパンというイメージです。例えばホテルなどには必ず白パンも用意されていて、ハムやチーズ、ジャムなどと一緒に食べるのが一般的です。

外は少しカリッとしていて中はもっちり

している白パンは日本人の口にも合いとってもおいしいですよ!


ドイツパンは健康に良い??


ドイツ人は健康志向が強く、

ライ麦を使った黒パンは健康的である

と考えてきました。以前は習慣や昔からいわれてきたから、というのもありましたが、今ではしっかりとした裏付けがとれて、あえて健康のために黒パンを食べることも多いそうです。


栄養価が高く、固いので咀嚼回数が増える


黒パンは、ライ麦を使っているため

ビタミンB類やミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富

です。小麦粉で作られた白パンよりも栄養価が高く、また固いという特徴があるため咀嚼回数が増えるという特徴もあります。そのため少量で満腹感が得やすく、

食べすぎの予防にも効果的

だといわれています。


低GI


黒パンは「低GI」に分類される食品です。GIの高い食品は食後に血糖値が急上昇し、健康には良くない影響があるとされていますが、低GIの食品は食後の血糖値の上昇を抑えることができます。糖尿病などの方にも優しい食品です。


カロリーも低い


黒パンは、白パンなど他のパンと比較してもカロリーが低めです。ダイエット中の方や、何らかの症状があり糖質やカロリーを抑えたい方にもおすすめのです。パンを主食とする地域の方には優しい主食になるといえるでしょう。


ドイツパンの食べ方


ドイツではランチには黒パンを使ったサンドイッチ、夕食もメインの食材と黒パンを食べることが多いです。


黒パンだけを食べると少し酸味がある独特な味がしますが、

ハムやチーズなどと合わせるとその酸味がとっても合うのでおいしい

と評判です。


また、ドイツはビールやワインもよく飲む地域。お酒ともとても合うので黒パンを好むことが多いようです。


ドイツを旅行する際には、黒パンや白パンに出会うことがとても多いと思いますが、朝食は白パンが多くその他は黒パンが出てくることが多かったイメージです。


ドイツの南の地域の伝統的な朝食では、白ソーセージ(ヴァイスヴルスト)が有名です。プレッツェルなどと一緒に提供されることもあるのでぜひ楽しんでみましょう。


ドイツパンの日はドイツ東西統一の日!


話はそれますが、この10月3日はドイツが東西統一された、近代史でもとても重要な日です。


ドイツ統一といえば

「ベルリンの壁」

ですよね。現在ベルリンにもこのベルリンの壁の跡が残っていて、観光スポットとなっています。


ベルリンの中心地から電車で簡単にアクセス可能なので、ベルリンに行かれる際にはとってもおすすめのスポットです。


壁はアーティストによって

ウォールアート

が施されデコレーションされたりとってもにぎやかになっています。歴史を学ぶだけでなく、アートを見学したり、ベルリンの壁で作られた小物なども土産店で購入できるというので、いろんな角度から「ベルリンの壁」を楽しんでみてはいかがでしょうか。


https://www.veltra.com/jp/europe/germany/berlin/?sid=1554


個人で行くのが不安だという方はツアーもあるのでチェックしてみて下さいね。


ドイツパンの日を楽しんで


最近、ドイツパンは日本でも人気を集めており、日本のベーカリーに並ぶパンの中にも「プレッツェル」や「シュトーレン」はメジャーになってきました。


気になる方はぜひいろんなドイツパンを食べてみて下さい。

美味しさにハマるかもしれません!


ゆかた

余暇プランナー

金融業界出身で今はライター中心にフリーランスで活動中。大阪在住だけど京都歴の方が長く、休日はだいたい京都にいます。海外30か国旅行してる旅好き。旅のスタイルはグルメ旅/スポーツ観戦旅/美術館めぐり/ひとり旅。スイーツを求めがちです。関西の情報中心にお届けします。

【10月3日はドイツパンの日】食欲の秋!健康にも良いドイツパンの魅力

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